私の兄が腎臓がんを患い、右の腎臓を摘出しています。現在は、左の腎臓だけが機能している状態です。

発見のきっかけは血尿でした。

腎臓がんには、「腎細胞がん」と「腎盂がん」がありますが、私の兄の場合は腎盂がんでした。
腎細胞がん
腎細胞がんは尿細管の細胞ががん化したもの、腎盂がんは尿路の細胞ががん化したものです。

同じ腎臓にできたガンでも性質や治療法はまったく異なります。

今回の遺伝子検査では、「腎細胞がん」の発症リスクを調べました。

腎細胞がんの特徴

腎細胞がんは特に特徴的な症状はありません。自覚症状がないため、健康診断や他の病気の精密検査で見つかることがほとんどです。

腫瘍が大きくなると血尿がでたり、腹部にしこりを感じるようになります。

血液検査では、赤血球の増加が現れることがあり、高血圧や高カルシウム血症が起こることがあります。

また、骨に転移しておこる骨折や脳に転移したときのけいれん、肺に転移したときの肺腫瘤など、ほかの症状から腎細胞がんが見つかることが多々あります。

私の結果

私の遺伝子型の発症リスクは日本人平均の0.72倍でした。

兄が腎臓がんなので、腎臓に関しては心配でしたが、腎細胞がんに関しては平均以下でした。

私と同じ遺伝子の人は100人中2人、私より発症リスクが高い人は100人中97人、私より発症リスクが低い人は100人中2人でした。

腎細胞がんを引き起こす原因

引き起こす大きな要因は、肥満と喫煙です。

肥満の人はそうでない人の4倍、高血圧は2倍とされていますから、ダイエットや喫煙を心がけることが予防になります。

また、家系的に腎細胞がんが発生しやすい遺伝子があることが分かっています。

それは、フォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病や、バート・ホッグ・デューベ(BHD)症候群などの、常染色体優勢遺伝性の疾患をもつ患者さんとその血縁者です。

これらの疾病をもつ患者さんは、将来腎細胞がんにかかることが予測できる可能性が高いと言われています。