糖尿病の26%は遺伝子が関わっていると言われています。

糖尿病の遺伝子

現在、糖尿病有病者は721万人。

成人男性の6人に1人、成人女性の10人に1人が糖尿病患者と言われていますが、隠れ糖尿病を入れたら、その数はもっと増えると予想されます。

糖尿病になると、1回の入院につき平均で633,000円の医療費が発生し、合併症の腎不全になれば、人口透析に移行する可能性がある怖い病気です。

糖尿病の恐ろしさ

糖尿病。それ自体は大したことのないように思いますが、恐ろしいのはの3大合併症と言われる腎臓病と網膜症、そして神経障害です。

この3大合併症のうち最初に現れるのは、神経障害です。

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神経障害

これは高血糖が持続することで神経が変性したり、神経に栄養を配る毛細血管の血流が低下することで生じる障害です。

糖尿病神経障害は、大きく末梢神経障害と自律神経障害に分けられます。

末梢神経には、痛みや温度を感ずる感覚神経と、手や足などを動かす運動神経があります。

最初は感覚神経から障害が現れてきます。これは手足の指先がじんじんすることからはじまり、次にしびれや痛みを感じるようになります。

さらに進行すると運動神経にも障害が現れ、筋肉に力が入りにくくなったり、顔面神経麻痺や目を動かす神経の麻痺で物が二重に見えたりするようになります。

さらに進行すると杖を使わないと歩けなくなったり、まっすぐに立っていられなくなったりします。

この末梢神経障害のために、怪我をしたり炬燵などで火傷をしても気付くのが遅れ、そこが化膿して壊疽を起こしてしまう重大な症状を招くこともあるのです。

よく言う「足が無くなってもしらないからね」と言うのがこれです。

次に自律神経障害

自律神経とは全ての内臓(心臓、肺、胃、腸、膀胱、子宮など)や腺(内分泌腺、汗腺、唾液腺など)、血管などを支配し、自分の意志とは無関係に生体を動かし維持する神経です。

もっと簡単に言うと呼吸、循環、物質代謝、体温調節、消化、分泌、生殖など、無意識に行われている機能を調節している神経なのです。

ですから自律神経に障害が発生すると様々な症状が出現する可能性があります。

例えば、軽くは胃のもたれ、便秘や下痢、起立性低血圧による立ちくらみ、排尿困難などの症状が現れます。

また低血糖が起こっても動悸や発汗などの警告症状が出現せず死に至る場合もあり、心筋梗塞が起こっても痛みに気付かずやはり死に至る場合もあります。

糖尿病を甘くみてはいけないと言うことが良く分かるかと思います。

糖尿病のなりやすさは、遺伝的要因と環境要因の2つが関わっています。

病気には、遺伝子が多く関わっている病気と生活環境が大きく関わっている病気があります。

2型糖尿病は、遺伝要因が26%、生活要因が74%となっており、同じ生活環境なら遺伝リスクが高い人は低い人に比べて発症リスクが高くなる可能性があります。

身内に糖尿病患者がいるひと、糖尿病になるかもしれない生活環境の人、隠れ糖尿病が疑われる人は、遺伝子検査を受け、自分の発症リスクがどれくらいなのか事前に知っておくと良いですね。

糖尿病3大合併症の1つ「網膜症」はこちら